1.5℃の約束など、地球の気温上昇を防ぐための取り組みがなされています。
産業革命以前の気温と比較して、1.5℃まで抑えることができたのならば、
気候変動による被害を、ある程度のレベルまで抑えることができる、
これより大きくなると、さらなる被害が出てしまう、
せめてこのあたりまでで抑えておこう、というのがこの"1.5℃"のようです。
また2021年ころ時点ですでに1.1℃上昇しているため、
余力は0.4℃、という状況のようです。
日本に端を発し、具体的な数値として、取り組むべき目標ができたことは、
ひとつの評価すべきポイントといえるのでしょう。
しかし、地球の気候変動の要因はひじょうに複雑であると感じています。
レジ袋削減や、使い捨てスプーンやフォークの廃止のように、
これを行えばこうなるということが保証されたものではありません。
環境への意識を高める取り組みとして、きっかけとしてはよくても、
果たして効果が出てくるものなのか。
そもそも、なぜ気候変動が起きているのか。
人間の活動によるものなのか、それとも地球や太陽、それら天体の配置などによって起きる現象からの影響の方が大きいものなのか。
正しく何が起きているのかを知り、一人一人が正しく行動を行う中で、
地球全体の、地球家族としての取り組みをなしていかなければ、
グローバル経済の中で、産業全体がつながっている現代においては、
この問題を解決することは難しいのではないでしょうか。
参考:国際連合広報センター