人間の神経には、
運動神経と自律神経があります。
運動神経は、自分で考えて動かす神経です。
例えば手や、足を動かす神経です。
「動け」と思っただけでは動きません。
動かそうと思う意志と、
動かすという行為によってはじめて動きます。
一方、自律神経は、
生きているだけで勝手に動いてくれる神経です。
体温、発汗、血圧、呼吸、心拍、胃腸の運動など、
意識していなくても、無意識で、勝手に調整してくれる神経のことをいいます。
死んでしまえば、これらは動かなくなります。
動いていた時と、動いてなかったとき、
何が違うのか。
作用(ここでは自律神経、運動神経)を働かせるナニカ・whatが失われ、
それによって動かなくなったと考えられます。
それをここでは、"意志"と呼んでおきましょう。
地球も同じといえるかもしれません。
なぜ自転や公転、歳差運動、大気の循環といった複雑な動きが起こるのか。
もし、ただの石の塊であったとしたら、
何も起こらないはずではないのか。
意志が作用を働かせる。
意志は働くための形を必要とし、
生物や星に宿ることができる。
意志が宿れば、
生命装置が作動し、生命力がある、生きている状態になる。
そして、意志のある状態からない状態へとに変化したとき、
”死”という。
こういう定義をしてもよいのではないでしょうか。